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更新日:2011年2月1日

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母乳をひかえたい時

質問

母乳をひかえた方がよい時について、教えてください。

回答

母乳をひかえた方がよい場合がいくつかあります。
まず乳首のトラブルが起きた場合、次は病気で薬を飲んでいる場合、そして授乳中に妊娠した場合です。

まず乳首のトラブルですが、これは乳首が切れたり水疱ができたりして痛い場合です。
この時、保護器などを使用して痛みがなければ母乳をあげてもよいでしょう。
痛みがひどい時は、傷の部分に軟膏をつけ、ラップで保護し授乳を休みます。1・2回授乳を休めば、かなり良くなります。休む時は搾乳をしておきましょう。搾乳が上手にできなかったり、痛みがひどい時は、産婦人科を受診したり助産師の指導を受けた方がよいでしょう。

つぎに病気で薬を飲んだ場合ですが、薬はどんなものでも副作用があるといわれますが、市販のかぜ薬、胃腸薬、抗生物質などを、短期間飲む程度なら心配いりません。
ホルモン剤、抗がん剤、精神科の薬などを長期間飲む時は、母乳はひかえましょう。産婦人科以外で出された薬で心配な場合は産婦人科へ問い合わせましょう。

つぎに授乳中に次の子を妊娠した場合です。母乳を出すためのホルモンと妊娠を維持させるためのホルモンは異なります。
1日に何回も母乳を飲ませていると、子宮の収縮を起こして流産の原因になることがあるので、母乳はひかえた方がよいでしょう。

母乳をひかえる時は、ミルクをゆったりした気持ちであげてみてください。
話しかけたりしながら、母乳をあげている時と同じような気持ちで赤ちゃんに接しましよう。
特にミルクだからと意識する必要はありません。