更新日:2011年2月1日

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下痢の時の離乳食

質問

下痢の時の離乳食は、どうしたらよいのでしょうか。

回答

赤ちゃんの下痢は、かぜなどが原因であることが多く、まず、下痢の原因となる病気を治すことが必要です。

下痢をすると、体の水分がどんどん失われて脱水状態になりがちですので、水分の補給が重要となります。
口から飲めるようなら、赤ちゃん用のイオン飲料が良いでしょう。イオン飲料は、ミネラルが含まれているため、水分と同時に下痢によって失われていくミネラルを補うことができます。
赤ちゃん用のものがない場合は、2倍に薄めたスポーツ飲料でも良いでしょう。下痢と嘔吐をして、口から水分をとることができない時は、かかりつけの医師の治療が必要です。
 
食欲がでてきたら、離乳食をあげ始めます。この時は、便の状態にあまりこだわる必要はありません。母乳は飲めるようなら与えてみましょう。ミルクは濃度をうすめて様子をみながら、もとの濃さにしていきます。離乳食は1段階戻してみましょう。離乳食を始めたばかりの時は乳だけにします。 
 
離乳食の中期・後期の時は、3日から4日かけて元の段階に戻しましょう。甘いもの、冷たいもの、バターなどは下痢をさせることもあるので、十分回復してからにしましょう。