更新日:2011年2月1日

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予防接種

赤ちゃんや子どもは病気に対する抵抗力が完全にできあがっていないため、病気にかかると重い症状となることがあります。特定の病気を予防するために予防接種を受けましょう。接種方法や受け方については、お住まいの市町村にお問い合わせください。

各種予防接種の内容

ポリオ(小児マヒ)

ポリオは、感染者の糞便、汚染された飲食物を通して起きる感染症です。重症例では筋肉、特に下肢にマヒが起きます。
日本では予防接種の効果により、ポリオの自然発生は見られなくなりましたが、まだ地球上には流行している地域が残っており、海外旅行した人が持ち帰ってくる可能性があります。

三種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風)

ジフテリアは、ジフテリア菌の感染によって起こる感染症です。感染は主に喉に感染することが多く、ひどいときには窒息死することもあります。
百日せきは、百日せき菌の感染によって起こります。乳幼児の場合は、呼吸ができず、けいれん等が起きます。
破傷風は、土の中にいる菌が、傷口から身体の中に入ることでかかる病気です。

麻しん(はしか)

麻しんは、感染力が極めて強く免疫がないと必ずかかり、肺炎、中耳炎、脳炎などの合併症の発症率が30%を超える病気です。現在のところ、麻しんウイルスに直接効く薬はなく、予防接種が一番の対応策です。

風しん

感染力は麻しんほど強くありませんが、くしゃみや咳を通じて唾液や鼻水から感染します。
大人になって妊娠中に風しんにかかってしまうとおなかの中の赤ちゃんに先天性の重い障がいをあたえてしまう可能性があります。風しんに感染したことがなく、風しんの予防接種を受けていないか、または不明の女性にも予防接種が望まれます。

BCG(結核)

結核菌によって起こります。症状が進むと、肺に空洞ができ、最後は窒息死してしまうこともあります。

その他の役立つ情報リンク

国立感染症研究所のサイト(外部サイトへリンク)

定期的に受ける予防接種のスケジュールや、予防接種で防げる疾患に関する情報を提供しています。