更新日:2011年2月1日

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首のすわりが遅い

質問

首のすわりが他の子どもより遅い気がして心配です。

回答

赤ちゃんの発達をみるときに、よく使われる目安の中で、一番最初にくるのが「首のすわり」です。
どの時点で、首がすわったと判断するのかが問題で、よく「うちの子どもは1か月くらいで首がすわった」というお母さんもいますが、本当の首のすわりは、4か月前後で多くみられます。

引き起こし反応と言って、仰向けの状態から赤ちゃんの両手を持って上半身を引っ張り起こすと、首が後ろの方にぐらりと残らずに上半身と一緒になってついてくるか、またうつ伏せに寝かせて、両手で上半身を上げることができるかどうかで判定します。

首のすわりの判定は、市町村で行う乳児健診の際に診てもらえますので必ず受診しましょう。
また、首のすわりが十分でない赤ちゃんの中には、うつ伏せになったことがない子がいます。赤ちゃんをうつ伏せにして、声をかけたり、おもちゃであやしたり、背中をさすったりして遊んであげましょう。
ただし、首のすわりが完全でない時期にうつ伏せにする時は、窒息などの事故予防のため、必ず、誰かそばにいて見守るようにしてください。

5か月になっても、首がすわらない、体全体が柔らかいというような時は、早めに医師の診察を受けましょう。