更新日:2011年2月1日

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ミルクを吐く

質問

ミルクを吐いてしまいました。どこか悪いのか心配です。

回答

授乳後、ゲップを出そうとしてたて抱きにしたら「ゲボッ」と吐いたり、ゲップを出したのに寝かせようとしたら、吐かれたりするとびっくりしてしまいますね。赤ちゃんがミルクを吐くことはよくあることです。

赤ちゃんの胃はトックリ型をしていて胃の入口のしまりが弱いので、飲んだ後ウーンと力をいれたり、手足を動かしたり、オムツを換えたりたりする時、吐いてしまうことがあります。
赤ちゃんは、初めのうちは満腹感がないので、自分で飲む量をうまく調節できず飲み過ぎたりします。ですから吐きやすいのです。

「ゲボッ」とたくさん吐いてしまっても、その後、ケロッとして機嫌がよく、顔色もよければ心配ありません。
ミルクを欲しがるようなら、吐いた後、落ち着いてから少し飲ませてもかまいません。吐く回数が多いと心配かもしれませんが、体重が増えていれば心配ありません。
飲んだ後、口からダラダラとよだれのように出てきてしまうのは、溢乳といって、これも全く心配ありません。月齢がいくと自然と吐かなくなります。
 
注意が必要なのは、噴水のように大量に、勢いよく、遠くに吐いたりして体重が増えない時や、吐いたものの中に、血液や黄緑色の胆汁が混じっている場合です。このような時は小児科を受診しましょう。
吐いたものを持っていくと、診断に役立つでしょう。