更新日:2025年8月20日
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読み聞かせは、情操教育においても、また集中力をつけるのにも有効であるといわれており、何より大好きな人に読んでもらった本とその先に広がる世界は子どもたちの心にしっかり残っているものです。
ここでは、それぞれ読んでいただく対象者別に本をセレクトしました。
(山梨県立図書館サービス課子ども読書推進担当)
サラ・オレアリー/ぶん ジュリー・モースタッド/え すぎもとえみ/やく 化学同人 2023年
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毎晩、ヘンリーはパパに「ねえパパ、ぼくが ちいさかったときの おはなしを してよ」とせがみます。するとパパは、こんな話をしてくれます。「ちいさかったとき」のヘンリーは、裁縫で使う指ぬきを頭に被って遊び、歯ブラシで髪をとかし、枕の代わりにティーバッグに頭を載せて寝ていたんだよって……。 パパ考案の、とっても小さいヘンリーのお話にクスッとなる一冊です。親子で一緒に読んだ後、お子さんの幼い頃の話をしてあげるとお子さんは喜びます。ヘンリーのパパのように、どんなに小さかったかを誇張して面白おかしく話しても楽しいかもしれません。4・5歳~小学校1・2年生向け。 |
フィリップ・アーダ/文 デイヴィッド・メリング/絵 なかがわちひろ/訳 BL出版 2025年
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ある雨の日、ペニーとお父さんは、地下鉄に乗って出かけます。乗り込んだ満員電車で、ペニーは人の隙間から伸びているしましまのしっぽと、しまもようの前足を見つけます。「おとうさん、トラが いるよ」と伝えても、お父さんには信じてもらえません。トラが人間のふりをして、洋服を着て新聞を読んでいたので、お父さんにはわからなかったのです。電車を降りようとした男の子がうさぎのぬいぐるみを落とした時、トラが動き始めました。 見開きいっぱいに描かれたトラの躍動感あふれる動きが印象的な、3歳以上におすすめの作品です。この本を読んで、お子さんと一緒に電車でおでかけしてみてはいかがでしょうか。 |
キャリ・ベスト/文 ニッキ・デイリー/絵 藤原宏之/訳 新日本出版社 2011年 ※品切れ。県内図書館24館で所蔵。
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ある日、リジーとママは電車でお仕事に出かけました。7つ目の駅で降り、大きな建物に着きました。ママの働く図書館です。中には色々な職員がいて、リジーに声をかけてくれます。ママの机の周りには指人形やリジーの読んだことのある本が置かれていました。お話の時間、ママが絵本を読み聞かせるのに合わせてオオカミ役をしたり、ママが朗読会に行っている間は日付のスタンプを押す手伝いをしたり、リジーは大活躍です。仕事が終わると、二人は手をつないで歌を歌いながら帰りました。 子どもが親の職場で一日を過ごし、家庭とは違う親の一面を見る驚きと楽しさが伝わってくる絵本です。働くことについて話すきっかけにもなります。小学校1・2年生向け
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松本猛/文 たなか鮎子/絵 徳間書店 2025年
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明日はお母さんの誕生日。ローズは絵をプレゼントしようと思いましたが、うまく描けず、そのまま寝てしまいます。夜明け前に目が覚めたローズが外を見ると、白い傘をさした小さな男の子が窓辺に降り立ちました。男の子が「ぼく マルク。えに かきたいものを さがしにいこうよ」と言うと、突然、ローズの体が空中にふわっと浮かび、マルクの体と傘も大きくなりました。二人は人々が眠っている街を「ふんわり ふんわり ふんわり」飛んだり跳ねたり、歩いたりします。マルクの傘は、早起きのパン屋さんで焼き立てのパンをもらうと黄色に、噴水の上に登ると水色に変わりました。ローズは、絵に描きたい題材が見つかったでしょうか? 街並みの色づかいが美しい、細やかな絵が特徴的な1冊です。3歳から5歳におすすめです。
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内田麟太郎/文 渡辺有一/絵 文研出版 2007年
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夕焼けの残る夜空に、ぽっかりと丸い月が出ました。山の上でキツネやタヌキが見守る中、カバがぽっかりと空中に浮かんできました。夜の砂浜ではトマトが、草原では赤い花が空に登場します。月が空に昇るたび、ある時は犬がすやすや眠り、またある時は子どもがクスリと笑います。 「ぽっかり」というのんびりした語感と、月が出た後に夜空に意外なものが現れる繰り返しが楽しい絵本です。秋の夜長に、お孫さんと一緒にお月見をしながら読んでみてはいかがでしょうか。1~3歳向け。 |
麻生知子/作 福音館書店 2025年
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こうたはおじいちゃんと2人で1泊2日の温泉旅行に出かけます。駅のホームでお弁当を買って電車に乗り、ボックス席に向かい合って座って食べます。駅で降りて、バスに乗り、山を越えると湖のそばにある旅館につきました。「みずうみに ボートが あるよ。のりたい!」こうたはおじいちゃんにボートに乗ろうと誘いました。 秋の行楽シーズンに合わせて読みたい、3歳から小学校低学年向けの絵本です。2人でボートに乗ったり、温泉に入った後、お母さんに内緒でこっそりアイスを食べたりと、祖父と孫の旅行の様子を、真上など高い視点から描いた絵や独特な構図が印象的な作品です。 |
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