更新日:2026年1月21日
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読み聞かせは、情操教育においても、また集中力をつけるのにも有効であるといわれており、何より大好きな人に読んでもらった本とその先に広がる世界は子どもたちの心にしっかり残っているものです。
ここでは、それぞれ読んでいただく対象者別に本をセレクトしました。
(山梨県立図書館サービス課子ども読書推進担当)
田中 達也/作 福音館書店 2022年
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バラバラになった部品の周りで、小さな作業員たちが設計図をみています。「さぁ くみたて はじめよう」。やがて完成したのはせんたくばさみ。椅子を取り付けるとブランコになりました。次に組み立てるのは何でしょう?細長い柄の先端の穴に、白い毛を折って差し込み、切りそろえると…歯ブラシのできあがり。道路沿いに並べると、街灯になりました。 ミニチュア写真家による初めての絵本です。組み立てたメガネやタンバリン、リコーダーとなど身近な日用品や楽器が、プールや観覧車、電車に見立てられ、遊園地や駅などのミニチュアの街をつくります。何を「組み立て」て、何に「見立て」るのか-大人も子どももページをめくるたびにワクワクが広がります。 |
佐々木マキ/文・写真 福音館書店 2013年
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ぼくは街の中をてくてく歩きながら、あちこちで「顔」を見つけます。道路のマンホール、工場の壁、信号機の押しボタン、公園の遊具などに、顔、顔、顔…。機嫌のいい顔や渋い顔、困っている顔も。「よう げんきかい」と、親しげに話しかけてくる顔もいれば、ぼくのでたらめな歌をぽかんと口をあけて聞いている顔もいます。たくさんの顔に出会ったぼく。「ただいまー」と帰った家の壁にも…? 街の中にひそむ「顔」を集めた写真絵本です。建物の窓や木のくぼみが、目や鼻や口に見えるという体験は誰にでもあるはず。写真に映る表情豊かな「顔」をじっと見ていると、まるで声が聞こえてくるような不思議な感覚に包まれます。3歳ごろから小学校低学年向け。 |
豊福 まきこ/作 BL出版 2024年
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黒猫のぼくは、猫だけが住む村で暮らしています。ある日、おいしいものを食べようと誘われて出かけると、そこには焼き魚が。みんなは「ああ、おいしい!」と夢中で食べますが、ぼくは「ごめんね、またね」と言って立ち去ります。「ネコなのに おさかなが きらいなんて」「へんなやつだなあ」―そんな声が聞こえてきます。でも、ぼくには魚を食べることができない理由があって……。 秘密を抱えた猫が、同じ秘密を持つ猫と出会い友達になり、幸せをみつける物語です。猫たちの愛らしい表情や村の美しい風景が、繊細なタッチで色鮮やかに描かれています。県内の図書館員推薦リスト「こどもにすすめたい本2025」(小学校低学年向け)に選ばれた一冊です。
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ピレット・ラウド/再話・絵 まえざわあきえ/訳 福音館書店 2012年 ★品切れ、県内18図書館で所蔵
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昔、エストニアの小さな村に夫婦が暮らしていました。二人とも怠け者で、働かないので食べ物が手に入りません。ある日、二人はお腹が空きすぎて大ゲンカ。そこへ、白いひげを生やしたおじいさんが現れ、「みっかめに、みっつの ねがいを いったら、すぐに かなえてあげよう」と約束します。大喜びの二人は何を願おうか、あれこれ考え始めます。甘いクリームを出す牛?魚がどんどん釣れる釣り竿?…もっといい願いがないかと思うと、3つの願いはなかなか決まりません。ところが、三日目の朝ごはんの時、おくさんがついうっかりある願いを言ってしまい大混乱!その願いとは? エストニアに伝わるゆかいな昔話です。3・4歳頃から小学校1・2年生向け。
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松本春野/文・絵 文藝春秋 2020年
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冬、さやから地面に落ちた丸い豆が、春になると緑の芽を出しました。「はじめまして こんにちは ぼくの なまえは だいずです」と、豆が女の子に自己紹介します。女の子が見守るなか、大豆は成長して花を咲かせ、夏には緑のさやに入った枝豆に。そして秋、茶色くなったさやからたくさんの大豆が飛び出します。 旅に出た大豆は町で豆腐や味噌など、さまざまな姿に大変身。納豆や醤油、きなこもみんな大豆からできていることを知った女の子は、おばあさんからもらった大豆を大事そうに土に埋めます。「だいずはたねよ まほうのたねよ いってらっしゃい きをつけて くるぐるめぐる いのちのたびへ」 日本の食文化に欠かせない大豆の物語を、やさしい文章と絵で伝える食育絵本です。 |
竹下文子/作 鈴木まもる/絵 偕成社 2008年
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大・中・小、3台のショベルカーが並んでいます。月曜日、おにいさんは小さなショベルカーに乗って、公園で木を植える仕事へ。「ざっくん ざっくん」と深い穴を掘ると、植木屋さんが木を植えていきます。金曜日は中くらいのショベルカーの出番。先端の部品を取り替えて町へ向かい、古い倉庫の壁を「めりめりめり」と壊して解体します。土曜日は大きなショベルカーが活躍。駅前にビルを建てるため、たくさんのショベルカーと一緒に大きな穴を掘ります。そのほか、川や山など、さまざまな場所で働くショベルカーも描かれています。 図鑑が大好きだけど、おはなし絵本はちょっと苦手という子どもにもおすすめです。2歳ごろから楽しめます。 |
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