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更新日:2026年2月19日

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2026年3月のおすすめ絵本

読み聞かせについて

読み聞かせは、情操教育においても、また集中力をつけるのにも有効であるといわれており、何より大好きな人に読んでもらった本とその先に広がる世界は子どもたちの心にしっかり残っているものです。
ここでは、それぞれ読んでいただく対象者別に本をセレクトしました。

(山梨県立図書館サービス課子ども読書推進担当)

パパに読んでもらいたい本

パパはたいちょうさんわたしはガイドさん

ゴンサロ・モウレ/作 マリア・ヒロン/絵 星野由美/訳 PHP研究所 2024年

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  わたしは目がかすかにしか見えません。目の見えないパパと手をつなぎ、一緒に学校に通うことは、わたしたちにとって探検です。通学路はジャングルに、町を行きかう車は動物に見立てて、「パパ、あっちに パンダ!」「テントウムシも いるぞ」と話しながら、歩きます。パパは白杖をつきながら、「きょうは うみが きれいだ」と目ではなく感じた世界を教えてくれます。途中でパパが、杖で地面をたたいてリズムを取ると、わたしも楽しくなって一緒にステップを踏み、踊ります。

  視覚障がいのある親子が、通学の時間を楽しむ姿を描いた作品です。2022年IBBY(国際児童図書評議会) オナーリストに選ばれた、スペインの絵本です。5歳以上におすすめです。

いろがみびりびり

まつながあき/さく はやしるい/え くもん出版 2009年

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 緑色の紙を「びーりびりっ」と破って、できたものは「なぁにかな?」葉っぱでした。虫たちが出てきて、「ぱりぱり ぱくっ」と食べています。次は赤い紙を、丸い形に「どんどん びりびり」。「なぁにかな?」できたのはリンゴ。サルが「さくっ しゃきしゃき」とかじります。今度は、茶色の紙を小さな丸の形に破ると……さて、何ができるでしょうか。

 紙を破る音や、食べる音がリズミカルに繰り返され、耳にも心地良い絵本です。破った紙の形や色から想像をふくらませ、当てっこをしてみましょう。0~3歳向けです。

ママに読んでもらいたい本

おべんともっておはなみに

こいでやすこ/さく 福音館書店 2025年

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 今日は、はなさきやまにお花見に行く日。きつねのきっこはお弁当をたくさん作りました。いたちのちいとにい、ふくろうのろくすけ、ろくすけが子守りを頼まれたうりぼうたち5匹と一緒にはなさきやまを目指して出発です。

 山に着くと桜が満開。うりぼうたちは元気に駆け回り、追いかけるのもひと苦労。そこで、きっこは「おんぶ競争」を思いつきます。うりぼうたちをおんぶして、お弁当を食べる大桜目指し、「よーい どん!」と走りだしました…。

 お花見の季節にピッタリな絵本です。桜の下で、おにぎりやのりまき、サンドイッチやいちごなどのお弁当を広げる場面や、走ったり電車ごっこをしたりみんなで楽しく遊ぶ様子が生き生きと描かれています。5歳から小学校低学年向きです。

 

おおきくなるっていうことは

中川ひろたか/文 村上康成/絵 童心社 1999年

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 子どもは毎日少しずつ大きくなっていきます。でも、「おおきくなる」とはどういうことでしょうか? たとえば、「ようふくが ちいさくなるってこと」や「あたらしい はが はえてくるってこと」。身体の変化だけではありません。虫や動物など、身の回りの世界に「おもしろいことが どんどん みつけられる」ようになる―そうした心の成長も「おおきくなるっていうこと」なのです。

 この本は、子どもが成長していく中でのさまざまな変化を描いています。絵を見ながら、場面ごとに「おおきくなるっていうことは」とお子さんに問いかけ、お子さん自身の答えを聞くと、さらに楽しい時間が過ごせるかもしれません。進学・進級の季節、お子さんと一緒に読みたい絵本です。4歳~小学校1・2年生向け。

 

じいじ・ばあばに読んでもらいたい本

さかなをたべたあとのほね

加藤休ミ/さく 福音館書店 2025年

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 魚売り場に並んだいろいろな魚。銀色に輝く魚はイワシ。「イワシ、やいて たべよう。」と、じゅーとこんがりよく焼けたイワシを食べます。後に残ったのは、イワシの頭と背骨、細い骨。次は茶色く平らなカレイ。煮付けにして食べると…。さて、どんな骨が残るのでしょうか。

 魚1匹まるごと調理する方法や、食べたあとの骨の違いが楽しみながら学べる科学絵本です。クレヨンとパステルでリアルに描かれた魚は、新鮮さやおいしさ、においまで伝わってくるようで、思わず食欲をそそられます。この本を読んだら、きっと魚に興味がわき、実際に食べて骨を確かめてみたくなるはずです。

いろいろおせわになりました

やぎゅうげんいちろう/さく 福音館書店 2008年

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 男の子がお茶の支度をし、「おーちゃを のーみに きてください」と呼びかけます。すると、カエルがやってきて「はい こんにちは」。一緒にお茶を飲み、どちらも逆立ちをして「いろいろおせわになりました」とお別れしました。その後も、さまざまなお客がやってきます。そして、最後に現れたのはオレンジ色の大きな卵。いったい誰がお茶を飲みに来たのでしょうか?

 出会って別れての繰り返しが楽しい、わらべうた「おちゃをのみにきてください」をもとにした絵本です。楽譜も掲載されていますが、リズミカルに読むだけでも楽しめます。2~5歳向け。