更新日:2026年3月18日
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読み聞かせは、情操教育においても、また集中力をつけるのにも有効であるといわれており、何より大好きな人に読んでもらった本とその先に広がる世界は子どもたちの心にしっかり残っているものです。
ここでは、それぞれ読んでいただく対象者別に本をセレクトしました。
(山梨県立図書館サービス課子ども読書推進担当)
さかとくみ雪/作 中央公論新社 2024 年
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春、ネズミのぼくと家族は、ライオンの国へ引っ越しました。転校先の学校には、大きな体のライオンばかり。お昼の時間、隣のライオンがぼくのお弁当を見て話しかけてきました。ライオンの声は大きく、言葉も分からないので、ぼくは怖くてたまりません。クラスになかなか馴染めず、憂鬱な日々が続きます。ある日、学校でサッカー教室がありました。ボールをうまく蹴れないリスをライオンたちが笑っているのを見て、ぼくは思わず「リスをわらうな!」と怒ります。そしてサッカーでライオンたちに勝負を挑むと…。 体の大きさも、言葉も違うネズミとライオンは仲良くなれるでしょうか?引っ越しや転校の多い春におすすめの絵本です。小学校1・2 年生向け。 |
アヤ井アキコ/作 川田伸一郎/監修 アリス館 2018 年
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林の中の地面の土が、もこもこと盛りあがっています。土を掘り起こしたのは誰?地面の下に住むもぐらです。もぐらは、鋭い爪がついた幅の広い手で、平泳ぎのように土をかき分け、自分専用のトンネルを掘って暮らしています。トンネルの中には、餌を貯める部屋や、枯葉をふかふかに敷き詰めた寝るための部屋があります。一日3 回、トンネルの中を歩き回り、ミミズやコオロギなどの餌を捕まえて食べます。真っ暗なトンネルの中で餌を見つける時に大活躍するのは、なんと「鼻」です。鼻でどうやって餌を見つけるのでしょう? めったに見ることができないもぐらの生態を詳しく紹介した絵本。トンネルの中の暮らしに便利な体のしくみ、一日の餌の量、子育てと巣立ちなど、目からうろこの情報が盛りだくさんです。 |
キッチンミノル/著 白泉社 2024 年
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私たちの食卓に欠かせない卵は、どこから届くのでしょうか。この絵本では、養鶏場「ハコニワ・ファーム」で大切に育てられた鶏の産んだ卵が、どのようにして私たちのもとへ届くのかを、写真とともに紹介しています。早朝、賑やかな鶏舎にスタッフがやってきて、鶏たちの健康チェックを入念に行います。その後、水や餌やり、鶏舎の掃除などそれぞれの担当が次々と作業を行います。鶏は小さな個室に入って一日に一つの卵を産みます。慎重に回収された卵は、綺麗に洗われてパックに詰められ、お店へと運ばれていきます。 生き生きとした写真から、鶏舎を歩き回る鶏の元気な鳴き声や、働く人々の鶏に対する愛情までもが伝わります。3歳から5歳向け。
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ボブ・サム/語り あずみ虫/絵 谷川俊太郎/訳 あすなろ書房 2025 年
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むかしむかし、この世界が始まった時、人々は暗闇の中で暮らしていました。ある日、ワタリガラスは漁師から、ナス川の川上に住む長老が太陽と月と星を箱の中に入れて守っていると、聞きます。そこでワタリガラスは箱を奪おうと、長老の娘に近づきます。娘のお腹に入り込み、人間の姿に変身し、長老の孫として生まれたワタリガラスは、太陽と月と星が入っている箱で遊びたいと泣きます。すると、孫に甘い長老は星の箱を与えてしまい…。 この世に、太陽と月と星をもたらしたワタリガラスが登場する、アラスカ先住民クリンギット族に伝わる昔話です。イラストは、一年の半分をアラスカで暮らす画家あずみ虫さんが、クリンギット族の伝統美術の模様が持つ意味などを学んで描きました。小学校1~4年生向け。
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accototo/さく 大日本図書 2024 年
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そよ風に吹かれてひらりと舞った桜の花びらが、キャベツの葉のかげでじっとしていた小さなさなぎにそっと触れます。そのさなぎは羽化して蝶に。ふわりと羽ばたいた蝶は、たんぽぽの綿毛の上にそっと降ります。そして綿毛が空へ飛びたつと、空から降った雨粒がカエルの頭に…。季節は梅雨をむかえ夏に近づいていきます。 植物や昆虫、動物が、リレーのバトンをつなぐように登場し、「じゅんばん じゅんばん じゅんばんですよ」とつぶやいて季節のめぐりをやさしく伝えます。4 歳から楽しむことができます。 |
飯野まき/さく 福音館書店 2015 年
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みっちゃんは、商店街の豆腐屋の店先で大きな桶を見つけました。中には水につけた大豆がいっぱい。豆腐を作る準備作業だと聞いたみっちゃんは「こんな かたい まめが やわらかい おとうふになるの?」と驚き、作るところを見たいと思いました。豆腐屋のおばさんから「はやおきして みに いらっしゃい」と言われ、次の朝早く、お店へ。豆腐屋のおじさんは水を吸って膨らんだ大豆を、機械でどろどろにすりつぶし、大きな釜でぐらぐら煮ます。絞り機にかけると、牛乳のような白い豆乳と、大豆のかすのおからに分かれて出てきました。豆乳ににがりを入れて固めると、豆腐のできあがりです。 町の豆腐屋さんが、どのようにして絹ごし豆腐、木綿豆腐、厚揚げ、油揚げ、がんもどきを作っているのか、工程を詳しく紹介した絵本です。 |
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