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更新日:2026年5月20日

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2026年6月のおすすめ絵本

読み聞かせについて

読み聞かせは、情操教育においても、また集中力をつけるのにも有効であるといわれており、何より大好きな人に読んでもらった本とその先に広がる世界は子どもたちの心にしっかり残っているものです。
ここでは、それぞれ読んでいただく対象者別に本をセレクトしました。

(山梨県立図書館サービス課子ども読書推進担当)

パパに読んでもらいたい本

ワレワレはアマガエル

松橋 利光/文・写真 アリス館 2024年

202606絵本1

  梅雨に入り、雨の日が続くようになると、田んぼや道ばたから元気なカエルの声が聞こえてきます。黄緑色の体に、ぴょこんと出た目、ジャンプや泳ぎが得意など、「カエル」と聞いて思い浮かべるイメージは、アマガエルに当てはまります。この絵本では、アマガエルが自ら語り、暮らしや体の仕組みを教えてくれます。なかなか目にすることのない、おたまじゃくしから成体へと変わっていく過程や、食事の様子も紹介されています。カエルを見かけることが少ないお子さんでも、写真のアマガエルの愛らしい姿に、親しむことができる絵本です。小学校低学年向け。

ふしぎぞくぞくぞくぞくかぞく

大林大/お話 かとうひろゆき/絵 ポプラ社 2024年

202606絵本2

 夕飯の準備をしていたパパに、子どもたちが「きょうは どんなひ だったの?」と話しかけました。パパが会社へ向かう途中で大きな「くも」を見たと言うと、姉は「へえ そうなんだ」と雲を想像して相槌を打ち、弟は蜘蛛を思い浮かべて驚きます。「ひょう」が降ってきて逃げ込んだカフェの入口には「まっかな はな」が、とパパが話すと、花を想像する姉に対し弟は鼻を想像します。やがてママも帰宅し、食卓に並んだものは…。読んだ後は背筋が「ぞくぞく」する絵本です。

 同音異義語によってパパの話の意味が変わる言葉遊びの要素もあります。他にはどんな同音異義語があるか、お子さんと考えてみるのもおすすめです。5歳~小学校3・4年生向け。

ママに読んでもらいたい本

ポタポタぴちゃん!

中垣ゆたか/作・絵 岩崎書店 2025年

202606絵本3 

 しずくが葉っぱに「ポタポタ」、池に「ぴちゃん!」。池のそばにいるカエルが「ゲコゲコ」。カエルに向かって男の子が手を「ぱんぱん」。女の子が缶を棒で「カーン カン」。近くにいたおじさんも足を「ドンドン」。赤ちゃんも、外国の人も、犬もネコも、次々と大勢集まってきて、まるで楽しいパレードのようです。小さな水音をきっかけに、動物も人も思い思いに音を響かせて、その輪がどんどん広がっていきます。

 この絵本は、擬音語・擬態語といったオノマトペのみで文が構成されています。それぞれの言葉を親子で声に出し合ってみてはいかかでしょうか。3歳から。

 

にじ

武田康男/監修・写真 小杉みのり/構成・文 岩崎書店 2024年

202606絵本4

 雨が上がり、クモの巣や草の葉についた雨粒が輝き、空には虹が架かりました。「にじは、あめの カーテンに うつった たいようの ひかり」。白く輝く太陽の光がなぜたくさんの色になるのか、雨粒がどんな働きをしているのか、虹ができるしくみを美しい写真と易しい文章で解説しています。白い虹や夜空に見える虹など、珍しい虹の写真にも注目です。

 子どもの身近な疑問に答える科学絵本。同じ作者による写真絵本は、他に『かみなり』『ながれぼし』などがあります。5歳から。

 

じいじ・ばあばに読んでもらいたい本

あめのひ

サム・アッシャー/作・絵 吉上 恭太/訳 徳間書店 2017年

202606絵本5

 朝、目を覚ましたぼくが窓の外を見ると、空は灰色の雲で覆われ、雨が降っていました。外で遊びたかったけれど、おじいちゃんに「まあ、まちなさい。あめがやむまで」と言われました。手紙を書くおじいちゃんのそばで過ごしながら、ぼくは雨の様子が気になって、何度も窓をのぞきます。やがて雨があがり、ぼくはおじいちゃんと一緒に、手紙を出しにポストへ出発しました。

 暗い雨の情景が丁寧に描かれています。雨あがりには、水たまりに青空が映って画面がぱっと明るくなります。雨の日の景色の移り変わりを感じられる一冊です。 5・6歳から小学校低学年向け。

あまがえるのぼうけん

たてのひろし/作 かわしまはるこ/絵 世界文化ブックス 2021年

202606絵本6

 草むらでかくれんぼをしていたアマガエルのラッタ、チモ、アルノーは、森へ冒険に出ることにしました。葉っぱのマントやどんぐりの帽子、木の棒など、冒険の道具を手に入れた3匹は大はしゃぎ。しかし、ヤブキリやヒキガエルに襲われて逃げ出し、すっかりくたびれてしまいます。お腹も空いてきたので、ラッタたちは勇気を出して木に登り、虫をとって食べ始めますが、突然光る眼と鋭い爪が迫ってきて…。

 敵に襲われたり仲間同士で喧嘩をしたりと、ハラハラドキドキする絵本でも、誰かと一緒に読むと安心して楽しめます。写実的な絵で細かな所まで描き込まれており、自然の中にいるかのような気分が味わえます。3~5歳向け。