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更新日:2026年7月21日

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2026年8月のおすすめ絵本

読み聞かせについて

読み聞かせは、情操教育においても、また集中力をつけるのにも有効であるといわれており、何より大好きな人に読んでもらった本とその先に広がる世界は子どもたちの心にしっかり残っているものです。
ここでは、それぞれ読んでいただく対象者別に本をセレクトしました。

(山梨県立図書館サービス課子ども読書推進担当)

パパに読んでもらいたい本

すずめばち

舘野鴻/作 福音館書店 2025年

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 表紙には、巣から一斉に飛び出したきいろすずめばちが、こちらに向かって大群で押し寄せてくる様子が描かれ、今にも羽音が聞こえてきそうな迫力に圧倒されます。春、冬の眠りから目覚めたきいろすずめばちの女王ばちは、たった一匹で卵を産み育て、巣づくりを始めます。やがて幼虫は、働きばちとなるめすの成虫になり、女王ばちに替わり、幼虫を育てながら巣を大きくしていきます。台風で壊れた巣を修復したり、ときには命がけで外敵とも戦います。その間も、女王ばちはひたすら卵を産み続けます。

 厳しい自然の中で懸命に生きるきいろすずめばちの姿が、力強く、そして繊細に描き出されています。5・6歳から小学校中学年におすすめです。

 

ウェズレーの国

ポール・フライシュマン/作 ケビン・ホークス/絵 千葉茂樹/訳 あすなろ書房 1999年

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 メガネの少年ウェズレーは、町のほかの子とはちょっと違っていました。ピザやコーラが大嫌いで、サッカーにも興味がなく、髪型も気にしません。学校の行き帰りにはいつも「じぶんだけの、かっこいいかくれ家があったらなあ」と考えていました。学校から帰ると、その日勉強したことを両親に話します。風に乗って飛ぶ植物の種や、いい作物が文明を栄えさせる話、夏休みの宿題の自由研究のこと……。そんな時、思いがけずウェズレーは、自分が自由研究にするテーマを思いつきます。「学校の勉強が、やくだつときがやってきた。じぶんだけの作物をそだてて、じぶんだけの文明をつくるんだ!」

 未知の作物を育て、「国」づくりに熱中する主人公の姿が、生き生きと色鮮やかに描かれた一冊です。

ママに読んでもらいたい本

こんたのおつかい

田中友佳子/作・絵 徳間書店 2004年

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 こぎつねのこんたは、お母さんに頼まれて「おあげ」を買いに行きました。途中で買うものを忘れてしまわないように「おあげ、おあげ」と口にしながら歩きます。分かれ道に出ると、こんたはお母さんに止められていた「もりのみち」へと進んでしまいます。すると、あたりは急に暗くなり、突然頭の上に天狗が現れます。驚いたこんたは木のかげに隠れてやり過ごします。天狗が去ってこんたは歩きはじめますが、怖さのあまり、つぶやく言葉が「おあげ、おあげ」からいつの間にか「てんぐ、てんぐ」に変わってしまいました。そのままさらに道を進んでいくと…。

 こんたは、無事に「おあげ」を買って帰ることができるのでしょうか。こんたを応援したくなる冒険絵本です。3歳から5歳が対象です。

 

うさこちゃんのてんと

ディック・ブルーナぶん/え まつおかきょうこやく 福音館書店 2010年

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 ある日、うさこちゃんは、お母さんのところへ走っていって言いました。「きょうは とっても いいてんき てんとを だしても いいかしら?」。お母さんは賛成してテントをはるのを手伝ってくれました。窓もついている黄色の素敵なテントです。うさこちゃんは早速、中に入って、窓を開けたり閉めたりします。テントの中で食べられるように、お母さんがサンドイッチを作ってくれました。うさこちゃんは大喜びです。すると今度は、外から何か聞こえてきました……。

 うさこちゃんが夏の庭で楽しい一日を過ごします。1歳以上向けです。

 

じいじ・ばあばに読んでもらいたい本

やくそく ぼくらはぜったい戦争しない

那須正幹/さく 武田美穂/え ポプラ社 2025年

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 中学生になったトオルは、ばあちゃんに「にいちゃん」と呼ばれるようになります。けれども、トオルはひとりっ子で、弟も妹もいません。ばあちゃんは、トオルのことを1945年8月6日、広島で原爆により命を落とした「にいちゃん」と間違えているのです。

 作者の那須正幹さんは、『ズッコケ三人組』で知られる児童文学作家です。この絵本は、広島被爆70年にあわせて、歌の歌詞として書かれた「ばあちゃんの詩」をもとにしています。那須さんは、広島出身で3歳のときに被爆し、生涯を通して平和の大切さを伝え続けました。小学校低学年向け。

うかぶかな?しずむかな?

川村康文/文 遠藤宏/写真 岩崎書店 2023年

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 「じゃば じゃば じゃば」。シャワーで水槽に水をたくさん入れました。床にたくさんのおもちゃを集めたら、水におもちゃを入れる実験の始まりです。まずは、緑のボールと消防車のミニカーを一つずつ手に持って、水の中に入れてみます。「うかぶかな? しずむかな?」。今度は黄色い粘土です。手でこねて、まんまるにして水に入れます。次は、こねて船の形にしてみます。それぞれどうなったでしょう。

 目に見えない浮力をわかりやすく写真で伝える科学絵本です。読んだ後で、一緒に色々な物で実験すると楽しいですね。